2021年06月03日
皆様、こんにちは。
ペットリフォームのセラフ榎本です!
犬を飼うとき、人も犬も快適に過ごすためにはしつけは必須です。
そこで今回は、しつけをするときにも犬と触れ合うときにも、
知っておくと役に立つ【犬の学習方法「古典的条件付け」】についてご紹介します。
<古典的条件付け>
空腹の犬に食べ物を与えると唾液を分泌します。
この場合、食べ物のことを無条件刺激、唾液が出ることを無条件反応といいます。
この犬に、食べ物を与える直前に毎回、メトロノームの音(中性刺激)を聞かせるとします。
すると、やがて犬はメトロノームの音だけで唾液を分泌するようになります。
この時、メトロノームの音を条件刺激、
(メトロノームによって誘発された)唾液を条件反応と呼びます。
古典的条件付けは、本来はその反応を誘発しない中性刺激(メトロノームの音)を
無条件刺激(食べ物)と対提示することで、
やがては中性刺激(メトロノームの音)のみで
無条件反応(唾液分泌)が誘発されるようになることです。
★はじめはご褒美のおやつが嬉しかった犬が、
おやつと同時に褒められる体験を繰り返すことで
やがて褒められること自体が嬉しくなるのはこの原理のためです。
他にも、問題行動の原因など、様々な場面で古典的条件付けが関連していると言えます。
<中性刺激と無条件刺激の時間的関係>
前述した条件付けの成立には様々な因子が関係しており、その中でも時間は特に重要です。
中性刺激(メトロノームの音)と無条件刺激(食べ物)の
提示のタイミングは大きく分けて3つあります。
さらに順行条件付けは、遅延条件付けと痕跡条件付けの2つに分類されます。
・順行条件付け:中性刺激(メトロノームの音)が無条件刺激(食べ物)より先
①遅延条件付け:無条件刺激提示のタイミングが重なるか直後
②痕跡条件付け:両刺激提示に時差
・③同時条件付け:同時
・④逆行条件付け:無条件刺激(食べ物)が中性刺激(メトロノームの音)より先
一般的に最も条件付けがしやすいのは、①遅延条件付けとされています。
★つまり、おやつを与える直前に「いいこ!」等の
誉め言葉(中性刺激、上でいうメトロノームの音)をかけるということです。
するとはじめは何の意味も持っていなかった誉め言葉と、
おやつが持っているいい印象が結びつき、
最終的に誉め言葉自体がいいものであると犬が学習します。
また、同じ原理を利用して、名前に良い印象を持たせることも可能です。
それを行うことで、呼び戻しなどの際有効的です。
以上で犬の学習方法(古典的条件付け)についてのご紹介を終わります。
ペットリフォームのご相談、お見積りはセラフ榎本にご用命いただきますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
営業企画部
セラフ榎本ペットリフォーム公式HP:https://www.qp-dog.jp/
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